生涯学習とリタイアメントプラン
最近、60代、70代の健康で元気な高年齢層向け講座の講師依頼をいただきます。
大学やカルチャースクールにおいても、社会人やシニア世代に、大人の「学び」と「憩い」を提供する場となっております。
「生涯学習」という言葉が、よりポジティブに語られるようになりました。
人は生涯にわたって学んでいくことで「人生を豊かに」することができます。
高度成長期を経験されて、学ぶ意欲が旺盛な世代です。
さらに現在、介護を必要としないシニア層はおよそ8割と言われ、2030年には元気な高齢者の総数が現在よりさらに増加することになります。
シニア層の定義は以下の通りです。
・公的年金の受給開始年齢・・・65歳
・老人福祉保健法(第10条の3)・・・65歳
・所得税法(「老人扶養親族」)・・・70歳
・国民生活基礎調査における「高齢世帯」・・・65歳
・道路交通法・・・70歳
一方、ハローワークの求職窓口においては、55歳以上がシニアとなります。
リタイアメントプラン上の支出計画を作る場合に、「車は75歳までしか乗らない」「旅行は80歳まで」とすると生涯支出は減りますが、「車は家族に運転して貰い自分名義の車を買う」「体が動く限り家族で旅行に行く」とした場合には支出総額はまた変わってきます。
「人生を豊かに」が目標ならば、支出が増えるのは嬉しいことですよね。ですからこれもまた一考です。
目標(めじるし)という地図があるからこそ、より良く活きるリタイアメント生活を過ごすことができます。
そして「心の豊かさ」があるからこそ、アクティブな行動に繋がるのです。