クレジット・ローンについて
マネーバランス、そしてマネーバランスFPとは「ローン」「貯蓄運用」「保険」のバランスを取ることができる人のことです。
今回はまず「ローン」についてお伝えして行きます。
いきなりですが質問です。
皆さんはクレジットやローンはお好きですか?
Aさん「よく使ってます、先日もお洋服を6回払いで買いました」
Bさん「リボ払いは毎月の返済が一定なのでイイよね、欲しいものがすぐ買えます」
Cさん「ボーナス一括払いは支払いがちょっと後(ボーナス時)だし便利だよね」
Dさん「本当は嫌いだけど・・お給料日前のちょっと苦しいときキャッシングを使ってます」
Eさん「クレジットやローンは嫌いなので使いません、いつもニコニコ現金払いです」
むむむっ。この中に自分に当てはまる使い方、上手な使い方はありましたか?
それでは一人ずつ見てみましょう。
>>Aさん「よく使ってます、先日もお洋服を6回払いで買いました」
カード会社によって金利手数料は異なりますが、年利15.00%前後が多いようです。
100,000円のものを6回払いで購入した場合の手数料は4,236円、お支払い総額は104,236円、毎月17,323円(平均)の6回払いとなります。
>>Bさん「リボ払いは毎月の返済が一定なのでイイよね、欲しいものがすぐ買えます」
こちらも分割払いと同じく、金利手数料は年利15.00%前後が多いようです。
100,000円のものを月10,000円のリボ払いで購入した場合の手数料は6,629円、お支払い総額は106,629円の10回払いとなります。元本100,000円から毎月10,000円を差し引き金利手数料を加えて支払いますので、毎月の返済額は異なり初回の金利支払いが大きく最後は少なくなります。
>>Cさん「ボーナス一括払いは支払いがちょっと後(ボーナス時)だし便利だよね」
ボーナス一括払いの金利手数利は何%か知ってますか? んんん?
これは、金利手数利ゼロなのです。つまり100,000円のものを買って半年後に払う金額は100,000円。結構知らない方多いです。
>>Dさん「本当は嫌いだけど・・お給料日前のちょっと苦しいときキャッシングを使ってます」
キャッシングの融資利率(年利)は15.00~18.00%と最も高いです。
手数料・利息の計算方法は・・
ご利用金額×融資利率×利用日数÷365日 で計算できます。
>>Eさん「クレジットやローンは嫌いなので使いません、いつもニコニコ現金払いです」
いつも現金払いしているのですね。これは素晴らしいです。
Aさん、Bさんともに、金利手数料が掛かりますが、これを多いと見るか?たったこれだけ!と見るかで大きく違いますね。6ヶ月貯金してから買えば良いのであり、少しの間我慢できれば金利分お得なのです。あ、この間、セールなどで割引してくれればもっと安く買えるかもしれませんね(笑)。
Cさんのボーナス一括払いは時間管理が出来ている上手な使い方です。1回払い・2回払い・ボーナス1回払いは金利手数料が掛かりませんので、100,000円を翌月1回で払うのはたいへんだな~という時でも、50,000円の2回払いも頭に入れておいて下さい。ぜひカードを味方につけてうまく活用しましょう。
Dさんのキャッシングは、毎日まいにち・・・利息が掛かるのです。返済は1回払い・リボ払いどちらも可能ですが、金利が掛かるので計画的に使うことが必要です。
Eさんの現金払いは全くリスクはありません。
・・・・・そこで、もう一ひねり!
クレジットカードを作成し、そのポイントを貯めることで商品や商品券に換えて次回の買い物に使うことができます。また、ポイントをマイレージに換えることで、往復航空券を得ることができます。
A~Eさんの使い方、人それぞれのライフプランなので正解はありません。しかしながらCさんの使い方は金利手数料は一切掛からないうえ、ポイントも貯められて一挙両得なのです。
「ローン」とは利息の負担という「お金」を犠牲にすることで、比較的自由な「使い道」と欲しいものがすぐ手に入る「時間」を得ることができるものです。クレジットやローンを学習し活用することで、「使い道」「時間」を得られます。場合によってはその「お金」すら取り戻すことができるのです。
「収支のバランスを大切にしてご利用は計画的に」
「ローン」という人間の知恵の結晶を皆さんで勉強して行きましょう。