賃貸入居者向け火災保険について
4月に入りました。
転勤や進学のシーズンですが、私の住む福島県では、ほとんど空き物件がありません…。避難者向け借上げ住宅や、県職員、警察、復興関連の職員でほぼ埋まっている状態なのです。同じ物件に、キャンセル待ちが3名(!)と聞くと、スゴイな~と思ってしまいます。でも異常ですよね。早く通常状態に戻って貰いたい…そう感じます。
アパート・マンションなど賃貸住宅入居時には、賃貸入居者向け火災保険を申込みます。
内容としては「火災を起こし家主さんに賠償しなければならなくなった」場合には「借家人賠償責任特約」、「水漏れや物体の落下などによる第三者への賠償について」は「個人賠償責任特約」、「鍵の破損」「強風により物体が飛来した事による自室のガラス破損」など第三者による損害は「修理費用担保特約」など、事故発生時における数多くリスクに対応できる特約がセットになっているものです。
福島県において、いちばん支払いが多いのは冬場の「水道管凍結事故」。寒さにより給水管が破損し、階下へ水漏れするのです。気をつけなければならないのは、賠償責任保険は複数加入しても損害額以上の支払いにはならないこと。そして免責金額(自己負担額)やクレジットカードに個人賠償責任保険などの補償が自動付帯しているものもあるので、確認が必要です。
また、建物老朽化による事故は、賃貸入居者向け火災保険では補償されません。
これは、入居者の賠償責任は無いため、対応できないのです。他にも、賃貸アパート・マンションのオーナーから、入居者や第三者に賠償する保険もあります。ぜひ一度、皆様が加入されている保険を確認してみて下さい。